2017年11月05日

140.知憲→論憲→改憲




11月1日の『モーニングCROSS』(TOKYO MX)という番組で、憲法アイドルの内山奈月さんがこういう話をしていました。

「改憲」の前に「論憲」
「論憲」の前に「知憲」
憲法を変える前に、憲法を論じる必要がある。
そして憲法を論じるためには、憲法を知る必要がある。

さもありなん。というわけで、ご紹介したい本があります。国家権力を「ライオン」にたとえ、憲法を「檻(おり)」にたとえ、憲法についてわかりやすく解説しているその本の名は

『檻の中のライオン』(楾大樹(はんどう・たいき)著、かもがわ出版)1300円+税

で、今回は、この本の「はじめに」から一部を紹介いたします。

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憲法について考え、議論するには、まず「憲法とは何か」を知るところから始めなければなりません。

主権者は国民です。憲法は国民のものです。広く国民が憲法を知り、憲法を使いこなさないといけません。

「憲法を知る」といっても、条文を丸暗記するだけでは、現実に起きる様々な憲法問題を自分で考えてみることは難しいでしょう。

単に「憲法の条文はこうなっている」というところから、もう一歩踏み込んで、「なぜそうなっているのか」、理由を考えてみることがとても大切です。

憲法問題と政治問題は、次元の異なる問題です。相撲で言うと、憲法は「土俵」にあたるものです。「右」の力士と「左」の力士が相撲取って、どちらが勝つか、これは政治問題。どちらの力士を応援するかは、人それぞれ自由です。

しかし、力士は、決められた土俵の上で(憲法と言う枠の中で)相撲をとらなければなりません。いくら最強かつ大人気の横綱でも、土俵の形を勝手に変えることはできませんし、行司の裁きには従わなければなりません。
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この本は小学5〜6年生がじゅうぶん理解できる内容です。また、大人がてっとり早く憲法の基本をつかむのにも大いに役立つかと存じます。

posted by Lily at 00:00 | 政治と憲法