2017年10月15日

137.「知ってはいけない」知っておきたいこと(6)

2017年10月11日の午後5時35分頃のこと。沖縄でまた米軍機が「不時着 」しました(一部報道では「墜落」):

米軍普天間飛行場所属のCH53大型輸送ヘリコプターが東村の県道70号沿いの民間地に不時着し、炎上した。最も近い住宅から200メートルしか離れていない。一歩間違ったら大惨事になっていた。事故を起こしたヘリと同型機は、2004年に宜野湾市の沖縄国際大学に墜落している。昨年12月に名護市安部で発生した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの墜落から1年もたたない。(10/12琉球新報)

またか、です。日本における米軍機関連の事故が、これまでにいったい何件発生してきたかというと:

沖縄県の統計では、1972年の本土復帰から2016年末までに県内で発生した米軍機関連の事故は709件で、墜落事故は47件。直近では16年12月に輸送機オスプレイが名護市安部の海岸に墜落して大破、米兵2人が負傷した。(中略) 民間地では復帰前の1959年に石川市(現うるま市)の宮森小学校に戦闘機が墜落し、児童11人を含む18人が死亡、210人の重軽傷者を出した。2004年には沖縄国際大の本館建物にヘリが接触、墜落し炎上した。(10/12沖縄タイムス+プラス)

こうした状況は沖縄だけのものではありません。一例を挙げましょう。2020年からオスプレイが東京の横田基地にも配備されます。そしてこれまで沖縄で行われていたような低空飛行訓練や空中での給油訓練が、首都圏でも行われるようになりまづ。つまり、沖縄で起こっているような墜落事故か首都圏で起きても不思議ではなくなるということです。

では、もしもあなたの住んでいる土地で墜落事故が起こったらどうなるか?

まず、米軍が墜落現場の周辺に黄色いロープを張るでしょう。すると日本人はその現場に入ることができなくなります。かろうじて入ることができるのは、米軍の許可を得た日本の警察だけ。米軍の許可がなければ日本人は誰ひとり入ることができません。そして立入禁止の黄色いロープが取り払われるのは、米軍による事故処理がすっかり終わり、証拠物件がすっかり持ち去られた後なのです。これが「植民地」の姿でなくて何だというのでしょう!

ともあれ、昨日の沖縄は明日の自分。こう認識しておいてちょうど良いのだと思います。

※引用参考データ:
2017/10/12琉球新報、沖縄タイムス+プラス、
矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(2017)講談社現代新書

 
posted by Lily at 00:00 | 政治と憲法