2017年10月08日

136.知ってはいけない」知っておきたいこと(5)

「米軍機は日本の上空でどれほど危険な飛行をしてもかまわない」。これは紛れもない「事実」だと矢部宏治さんは言うのですが、あなたはどう受け止めますか?

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「日本の空」すべてが戦後70年以上経ったいまでも、完全に米軍に支配されているということは、じつは日本の法律の条文に、はっきり書かれている「事実」です。以下は1952年、占領終結と同時に、新たに制定された日本の国内法(航空法特例法)の条文です。そこにはまさに、身もフタもない真実が書かれているのです。

航空法特例法 第3項
「前項の航空機〔=米軍機と国連軍機〕(略)については、航空法第6章の規定は(略)適用しない」

ここで重要なのは、右の条文で「適用しない」とされている「航空法第6章」とは、航空機の安全な運行について定めた法律だということです。つまり、

「離着陸する場所」
「飛行禁止区域」
「最低高度」
「制限速度」
「飛行計画の通報と承認」

など、航空機が安全に運行するための43ヵ条(第57〜99条)もの条文が、すべて米軍機には適用されないことになっているのです。

要するに、もともと米軍機は日本の上空において、どれだけ危険な飛行をしてもいい、それは合法だということなのです。この条文のもとで米軍は、1952年に占領が終わったあとも変わらず日本の上空で、なんの制約も受けずに飛ぶ権利を持ち続けました。

そして、現在に至るまで、この条文はひと文字も変更されていません。そのことだけを見ても1952年の「独立」や、1960年の「安保改定」が、いかに見せかけだけのものだったかがわかるのです。
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※引用参考データ:
矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(2017)講談社現代新書、
矢部宏治さんの2017/9/5投稿記事:知らなきゃ良かった...日本の空は「実はアメリカのもの」だった




posted by Lily at 00:00 | 政治と憲法