2017年06月11日

119.「共謀罪法案」に対する「国際ペン」会長声明

「組織的犯罪処罰法改正案」(「共謀罪法案」とか「テロ等準備罪」とか異名がありますがこれらは正式名称ではありません)については、海外からも疑問視されています。前々回(117)に、国連の特別報告者ジョセフ・カナタチ氏が安倍首相宛に懸念の意を示す書簡を送った話をしましたが、世界の作家や詩人などで作る「国際ペン」の会長もまた、「表現の自由を脅かす」との反対声明を出しました。以下、NHKニュースより下矢印1️。NHKは「テロ等準備罪」という呼称を使っています。

「テロ等準備罪」を新設する法案は、「組織的犯罪集団」が重大な犯罪を計画して準備行為をした場合などに処罰するもので、計画に対する当局の監視によって表現活動が萎縮するのではないかという指摘が出ています。この法案について、日本ペンクラブが都内で会見を開き、世界の作家や詩人などが参加する団体「国際ペン」のジェニファー・クレメント会長の声明を発表しました(6/5NHKニュース)。

次に「国際ペン」について「日本ペンクラブ」より転載します下矢印1️。

「国際ペンは1921年に設立され、95年以上の歴史を持つ、26000名以上の作家・ジャーナリストなどの表現者が参加する国際組織である。ロンドンに本部を置き、100以上の国家・地域に149のセンターがあり、日本ペンクラブもセンターの一つである。ジェニファー・クレメント国際ペン会長はメキシコ出身の作家・ジャーナリスト、メキシコペン会長を経て、国際ペン初の女性会長として、2015年カナダ・ケベック大会代表者会議(総会)で選出され、第23代国際ペン会長に就任した」。

そのジェニファー・クレメント会長の声明がこちらです下矢印1️。

国際ペン会長声明
「共謀罪は日本の表現の自由とプライバシーの権利を侵害する」
国際ペンは、いわゆる「共謀罪」という法律を制定しようという日本政府の意図を厳しい目で注視している。 同法が成立すれば、日本における表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものとなるであろう。私たちは、日本国民の基本的な自由を深く侵害することとなる立法に反対するよう、国会に対し強く求める。
2017年6月5日
国際ペン会長 ジェニファー・クレメント

(原文)
Statement "The "Conspiracy Law will harm freedom of expression and the right to privacy in Japan"
It is with alarm that we observe the Japanese government's intent to establish a law named the "Conspiracy Law", which if adopted will harm freedom of expression and the right to privacy in Japan. We strongly urge the parliament to vote against this legislation, which could deeply harm the basic freedoms of the Japanese people.
June 5th, 2017
Jennifer Clement, President PEN International

※引用参考データ:6/5NHKニュース、日本ペンクラブのサイト


posted by Lily at 21:02 | 政治と憲法