2017年02月12日

102.太平洋戦争へ(11)

「沖縄は、先の戦争で地上戦が行われ、
大きな被害を受けました。
沖縄本島の島民の3分の1の人々が
亡くなったと聞いています」。
「このような沖縄の歴史を深く認識することが
復帰に努力した沖縄の人々に対する
本土の人々の務めであると思っています」。
上記は平成8年の63歳のお誕生日会見での
天皇陛下のお言葉です。
沖縄戦を一言で言うなら「捨て石」でしょうか。
先に進みます。

いよいよ米軍の沖縄上陸は必至となり
ここで大本営は沖縄防衛をあきらめます。
沖縄を硫黄島と同じように
消耗戦によって本土決戦を準備するための
時間稼ぎの場所として考えました。
つまり切り捨てたのです。
国体護持のための捨て石とした。
この時点で日本は完全に沖縄を見捨てたのです。

連合国軍は圧倒的戦力で沖縄に上陸。
日本軍は特攻隊を何度も出撃させ、
人間魚雷・回天も出撃させるという悲惨な戦い。
また、戦艦大和も海上特攻隊として出撃。
しかし航行2日目にあっけなく九州南方で撃沈しました。
米軍は日本が中国の重慶爆撃で行った無差別殺戮を
数倍の威力で沖縄に見せつけました。
第三二軍の牛島司令官は
「最後まで敢闘し悠久の大義に生くべし」、
つまり消耗持久戦としての役割を果たし
最後まで戦い抜くことを残る者に命じ、
自分は自決します。

※引用参考データ:『爆笑問題の戦争論』(2006)幻冬舎、
『戦争をしない国 明仁天皇のメッセージ』(2015)



posted by Lily at 00:00 | 政治と憲法