2017年01月15日

98.太平洋戦争へ(7)

「そんな歴史観は自虐的に過ぎる」。
「そんなのは誇張された歴史だ」。
わが国の過去の負の部分を振り返ろうとする時に
決まって出てくる「意見」です。
でも、いまだに根強い反日運動があるのも事実。
事実を追求するために、あれこれ踏まえながら
引き続き先の戦争を振り返りましょう。

「アジアの人々を苦しめた」といわれる日本ですが、
自国の兵士さえも最終的には追いつめていくことに。
ミッドウェー海戦で負ける前から
日本の暗号はアメリカに筒抜けでしたから、
その時既に日本には勝ち目はありませんでした。
にもかかわらず大本営は
前線の兵士に戦闘命令を出し続けます。
日本海軍はガダルカナル島へ上陸。
このときの米軍の数は1万7,000名。
日本軍は約2,800名。
かなうわけがありません。

ガダルカナル島奪回を誓った日本はその後、
一木支隊約900名を派遣しますが、一瞬で壊滅。
第一次・第二次ソロモン海戦では多くの空母、戦闘機を失い、
それでもまだあきらめない。
ラバウルから川口支隊、ジャワから第二師団が
上陸しますが集中砲撃を受け、
その上食料不足による餓死者が続出して全滅。
第三八師団を投入した第三次ソロモン海戦では
甚大な損害を受け、
ようやく大本営はガダルカナル島放棄、
撤退を決定します。

巻き返しを図る大本営は、
東部ニューギニアへ兵力増強のため
ラバウルから船団を送りますが、
この輸送作戦も米軍に暗号解読されており、
船団がダンピール海峡に差しかかったところで
大規模な航空攻撃によって全滅。
これが「ダンピール海峡の悲劇」です。

※引用参考データ:『爆笑問題の戦争論』幻冬舎、『大辞林』
posted by Lily at 20:59 | 政治と憲法