2016年10月23日

86.「独ソ不可侵条約」と「欧州情勢複雑怪奇」

盧溝橋事件によって始まった日中戦争の、
その最中のノモンハン事件を一言でいうと
「日ソ両軍の大規模な武力衝突」で
この時も関東軍は
大本営や政府の指示を無視して暴走。
このように
中央と最前部が統一されていなかったことが
日中戦争を激化させたといえましょう。
関東軍は、日露戦争で勝った相手だから
また勝てると思ったのかもしれませんが
それは大きな間違いでした。
そしてさらに悪いことに
日本にとって考えられないことが。
ノモンハン事件で日本がソ連と戦っている間に、
ああ、なんということでしょう、
ドイツがソ連と「独ソ不可侵条約」を締結です。
日本にとってドイツは味方だったはず。
そのドイツがソ連と「不可侵条約」を結ぶ。
日本としては当然、混乱します。
当時の内閣は「平沼内閣」で、
この平沼内閣はいたく動揺し
「欧州情勢複雑怪奇」との声明を出しての総辞職。
確かに「複雑怪奇」とはよくいったものです。
ドイツが何を考えているのか、
日本には全く分かりませんでしたから。

※引用参考データ:
『爆笑問題の戦争論』(2006)幻冬舎



posted by Lily at 11:17 | 政治と憲法